VLAC誕生の沿革

VLAC(電磁環境試験所認定センター)は、VCCI(情報処理装置等電波障害自主規制協議会)の測定設備登録制度を母体として発足しました。

VCCIの測定設備登録制度
1985年、関係官庁のご指導および関連4団体が推進母体となってVCCIを設立し、ITE(情報技術装置)から発生する電磁妨害波の自主規制を開始しました。
VCCIは、創設当初より電磁妨害波を測定する際に「物差し」となる電磁環境試験所(測定場所、 測定機器)の特性維持に深い関心を持ち、当初は自己宣言による「測定設備等届出制度」を導入しました。次いで、1992年からCISPR 16に準拠して「物理的要件」の書面審査による「測定設備登録制度」を導入しました。

VCCI試験所認定センタの設立
1998年、国際的な試験所認定の流れに整合させるため、ISO/IECガイド58(校正機関及び試験所の認定制度−運営及び承認に関する一般要求事項)に基づく試験所認定機関の運用及びISO/IECガイド25(校正機関及び試験所の能力に関する一般要求事項)に基づく電磁環境試験所の審査認定を遂行する「VCCI試験所認定センタ」をVCCI内部に設立しました。
なお、新しい試験所認定制度と、これまで運用してきた測定設備登録制度は暫くの間併存することにしました。

VLACの誕生
1999年、VCCI試験所認定センタは、ISO/IECガイド58の要求事項へ厳密に対応するため、VCCIより分離・独立し、「VLAC(株式会社電磁環境試験所認定センター)」という名称の法人格を持つ認定機関になりました。
VLACの誕生により、VCCIの測定設備登録制度で蓄積した技術的ノウハウを活かし、ISO/IEC 17025に基づき電磁環境試験所の認定業務を遂行し、環境に配慮した製品の開発と健全な情報化社会の発展に貢献することができると確信しております。

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